更年期障害の診断は、問診や質問紙(簡易更年期指数)により行うことが多くあります。これに加えて、ホルモン測定や一般的な血液検査を受けていただきます。また、隠れた病気がないかどうか鑑別するための検査を受けていただきます。
治療には、食事療法、運動療法、精神療法、漢方やホルモン剤などを用いた薬物療法などがあります。ご家庭ではカルシウムやビタミンDの摂取に配慮したバランスのよい食事、体操や水泳などの中から、適度で継続できる運動を試みてください。当院では、それぞれの訴え、症状に合った治療を、患者様と相談しながら進めていきます。
症状の比較的軽い方や、ホルモン剤を服用するのが不安な方には漢方療法を中心に行います。ほてりやのぼせなどの症状が強い場合や、即効性を期待する場合には、ホルモン療法が有効です。