子宮がん検診について

子宮がんについて(子宮頸がん・子宮体がん)

子宮がんについて(子宮頚がんと子宮体がんについて)

子宮頸がん

症状 初期は無症状です。進行した場合には、不正出血、性行為時の出血、おりものの増加、下腹部痛、腰痛、血尿、排尿困難がみられます。
原因 ヒトパピローマウィルス(高リスク型)が原因だと言われています。性行為によって感染するので、性行為のある方は、必ず検査を受けてください。

「子宮頸がん」について、愛知県医師会が運営する「あいち健康ナビ」に当院長が担当しているコラムがありますので、こちらも是非ご覧ください。

子宮体がん

症状 約90%のケースにおいて初期に少量の不正出血を認めます。進行した場合には、下腹部痛や、不正出血の増加などがあります。
生理の出血か、不正出血か自分で判断できない場合は専門医にご相談ください。
原因 エストロゲンが原因で発生率が高まります。 肥満や高血圧、糖尿病、卵巣機能の異常、出産経験がない等がリスクの要因になります。

子宮がん検診の流れ

子宮がん検診の流れ
当日の流れ
受付、問診票の記入

問診

診察準備

内診

子宮頸部細胞診(子宮体がん検診、コルポスコープ(拡大鏡))

診断結果(約1週間後)

※検査の結果、精密検査が必要な場合は、詳しくご説明いたします。

検診の費用

子宮頸がん検査 500円~3,000円(税別)

名古屋市内にお住まいの20歳以上の女性(今年度中に20歳になる方を含む)は、自己負担金500円で子宮がん検診を受けることができます。
クーポン対象の方は無料になるケースがあります。

※名古屋市住民健診の子宮がん検診を受診できるのは、2年に1回です。

子宮頸がんとヒトパピローマウイルスについて

子宮頸がんには、ヒトパピローマウイルス(HPV)が強く関連しています。HPVは、誰もが感染する機会のあるウイルスで100種類以上あり、なかには手や足などにできる「イボ」の原因となるものもあります。

子宮頸がんは、性行為の際に、子宮入口の細胞が高リスク型と考えられているHPVに感染し、その状態が続いた場合に一部ががん化して起こると考えられています。

子宮頸がん患者の90%以上で、高リスク型のヒトパピローマウィルス(HPV)の検出がされており、また喫煙も子宮頸がんの危険要因であることがわかっています。最近は若い女性で増えているので、なるべく検診を受けてください。

子宮頸がん予防ワクチンについて

子宮頸がん予防ワクチンについて

日本では2013年から、HPVワクチンの積極推奨が差し控えられるようになりました。
その理由は、「複合性局所疼痛症候群(CRPS)の発症が、HPVワクチンと関連するらしい」という不安のためです。

2015年の厚生労働省調査では、HPVワクチン接種を受けた338万人のうち、CRPSを含む副反応の疑い報告があったものは2,584人(被接種者の0.076%)、さらにその後の追跡調査が可能であった1,739人のうち未回復者は186人(被接種者の0.005%)となっています。

一方、日本でこのままHPVワクチンが普及しなければ、年間約2,000人の女性の命を救えない状態が続きます。

女性の皆様には、子宮頸がんに関する正確な情報を知っていただきたいと考えています。

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