日本では2013年から、HPVワクチンの積極推奨が差し控えられるようになりました。
その理由は、「複合性局所疼痛症候群(CRPS)の発症が、HPVワクチンと関連するらしい」という不安のためです。
2015年の厚生労働省調査では、HPVワクチン接種を受けた338万人のうち、CRPSを含む副反応の疑い報告があったものは2,584人(被接種者の0.076%)、さらにその後の追跡調査が可能であった1,739人のうち未回復者は186人(被接種者の0.005%)となっています。
一方、日本でこのままHPVワクチンが普及しなければ、年間約2,000人の女性の命を救えない状態が続きます。
女性の皆様には、子宮頸がんに関する正確な情報を知っていただきたいと考えています。